留学1年前までチェコを知らなかった私がチェコ留学を決めるまで

留学一年前までチェコを知らなかった私がチェコ留学を決めるまでチェコログ

こんにちは、チェコ留学中の大学生yuyuです。

さて、私は現在ヨーロッパのおへそに位置するチェコ共和国に留学しているわけですが、実は私留学先探しを始めるまでチェコがどんな国なんだか全然分かっていませんでした。

ですが今では完全にチェコの虜…笑

今回はそんな私がチェコに留学を決めるまでのストーリーを共有しようと思います。

イギリス留学を経験した高校時代

私は高校1年生の時、イギリスに2週間ほど短期留学しました。短期留学って日数は短いわりにお金はかかって、今考えると正直コスパはすごく悪い気がするのですが、送り出してくれた家族には感謝しかないです。

たった2週間だったので英語がぐんと伸びたわけではありませんでしたが、「英語で日本人以外の友達を作る」という経験をした私は、海外に対するハードルがぐんと下がりました。

今までヨーロッパって私の中では実在しているのかしていないのかよく分からないくらいの存在だったんですね笑(比喩ですが)

しかし実際にイギリスの街を歩いたり、イギリスの先生方や世界各国から集まった生徒たちと話をすることで、世界をちゃんと身近に感じ、現実的に目を向けるきっかけになりました。

その後から、私は大学生になったらまたヨーロッパに交換留学をしてみたいな~とぼんやり考えるようになります。(何故ヨーロッパかというと単純に昔からヨーロッパの街に憧れがあったのです)

そして高校2年生の時、地理の授業中に視聴したVTRに出てきたスロベニアに何故か一目ぼれをしました。何かが私に刺さったんでしょうね笑

(一目ぼれした末、チェコ留学に来て早々スロベニア一人旅に行きました)

(内部進学だったので)進学予定の大学にスロベニアへの交換留学の枠があるのを発見し、ここに留学することが私の中で1つの夢になりました。

高校時代に作成した大学計画

高校3年生の時に、大学での研究計画を作成しました。

当時から経済格差問題に興味を持っていた私は、大学で福祉行政の分野を学ぶことを決断。ですがヨーロッパ留学の夢も諦めていません。

ちなみに当時一番興味を持っていた分野が経済格差による子供の教育格差でした。

なんと都合のいいことに、私が一目ぼれをしたスロベニアは、大学までの教育を無償で提供しているという特徴を持つ国。実際にアメリカの大学生が学費を払えずスロベニアの大学に移ったりしているんですよ。

これはあとで知った話ですが、スロベニアって所得格差の大きさを示すジニ係数の数値がOECD諸国の中で一番低いんです。共産主義時代を経験した背景もありそうなっているのでしょう。そんなところも興味深くて、スロベニア留学に惹かれていました。

こうして私の研究プランが完成しました。

日本で福祉行政の分野を学び、大学2年生から留学して日本よりも教育政策に力を入れている国でさらにこの分野を学ぼうという計画です。

学内AOという特殊すぎる形態で大学に内部進学に挑戦することを決めた私は、希望の学部に進むために教頭先生をはじめとしたお偉い先生方複数名と面接をしました。その際にこのプランをお話し、厳しいご意見も頂きながらも最終的には応援してもらえ、無事希望学部への進学が決まりました。

yuyu
yuyu

大学三年生になった今、順調にこのプランを遂行できているつもりです☺

大学入学。留学先探し

さあ、そしていよいよ私の大学生活が始まります。

二年生の秋から留学したかった私は、一年生の夏休み明けには留学の出願を済ませなければなりませんでした。ですので入学後すぐに留学プランについて考えることになります。

あんなにスロベニアに留学する気満々だった私がどうして今チェコにいるのか、不思議に思いますよね笑

もちろんスロベニア留学も有力な選択肢の一つとして考えていました。

ですが私は他の国について知らなすぎたので、この状態でスロベニアに絞るのは早計だろうと思い、ヨーロッパの留学先を調べまくりました。

親にあまり負担をかけさせたくなかったので、できるだけ物価低い場所。

やりたい勉強ができる場所。

治安が悪くない場所。

特にこの3点を重点的に考えながら、留学先を探していました。

大学のサイトで必死に毎日毎日、該当しそうな大学を一つ一つ調べていました…。

まずフィンランドの大学が候補に挙がりました。北欧は物価が高いのですが、フィンランドの田舎の方にある大学が、抑えめな予算で留学できそうだったのです。フィンランドの教育や文化、福祉にも非常に興味があったことも理由の1つでした。

しかしフィンランド(しかも田舎)、冬が怖い…。ただでさえヨーロッパの冬は鬱になると言われているのに、ちょっと危険なんじゃ…ということで保留にしました。

次にトルコに興味を持ったりもしました。留学予算が破格な大学があったんです。マイナーな留学先に行ってみたいという想いもあったため、かなり揺れました。しかし結局英語のスコアが足りず、選択肢にもできませんでした笑

今考えると、恐らくトルコ留学は「私の求めている留学」とのギャップが大きすぎるので、スコアが足りなくてよかったと思っています…。なによりどう足掻いてもヨーロッパの街並みを感じられませんしね。

他にもブルガリアハンガリー、ヨーロッパの安めな留学先をひたすら調べ続けたのですが、なかなか良い場所が見つからず…。

スロベニアの大学もよく調べてみると、取れる授業がイマイチだったんです。スロベニアに留学してもちゃんと自分が勉強したいことが勉強できないかもしれない…と気付いたのもこの頃でした。

チェコとの出会い

留学先探しに行き詰った大学1年生の私。

そんな時に出会ったのがチェコのカレル大学です。

寮費も食費も安く、かなり抑えたコストで留学できる。実際今も生活費は月5万ほどしかかかっていません。

そして社会科学部には公共社会政策学科があり、私のやりたい勉強が見事にできる大学。福祉政策の授業も大量にありますし、不平等や教育政策の授業もありました。何より、受けれる授業の選択肢が他の大学と比べて段違いに多い!

そしてさらに治安もいい!治安ランキングでは日本より上位に行くこともあるほど。実際に住んでみて、その穏やかさと住みやすさを実感しています。

この時点で私の心はかなりカレル大学に傾いていましたが、それに追い打ちをかけるようにチェコ留学のメリットが見つかりました。

ヨーロッパの中心に位置しているので旅行がしやすい!この恩恵にあやかって私はヨーロッパを旅行しまくっています笑

中世の街並みが残る美しい景色の中で生活できる!これも大きすぎるメリットです。落ち込むことがあったって、プラハの美しい景色を見れば自然と心がときめきます。プラハは写真以上に綺麗な街で、リアルディズニーランドという言葉がぴったり。ヨーロッパの街に夢と憧れを抱き続けた私にとってはまさに夢の国です。

そしてさらに驚くべき事実が発覚しました。

スロベニア留学を考えた際に、

教育無償化政策が行われている

所得格差がOECD諸国で一番小さい

ことを私は理由として挙げていましたよね。本気で福祉行政を学びたかった私はこの事実を意外と大事にしていて、この特徴を持つスロベニア留学を諦めきれなかった部分があったのも事実です。

しかし!なんとチェコ、教育無償化政策を行っているうえに、所得格差がOECD諸国で2番目に小さいんです。

これを知った時は震えました。ここ以上に私の希望に合致する留学先は世界中探したってないと思いましたし、今でもそう思っています。

一つ気がかりなことは、英語だけで生活することは難しそうだったことです。ヨーロッパどこの国もそうですが、スーパーなどでは英語が使えませんし…。しかし私は「冒険しに留学に行く」というマインドだったので、「チェコ語の世界っていうのも冒険っぽくていいか」と前向きに捉えることができました笑

そしてチェコのカレル大学を第一希望に(第二希望はスロベニアでした笑)提出し、無事希望が通ったので今チェコに留学できているという訳です。

まとめ

私のチェコ留学決定までの道のりはこんな感じでした。

本当にここまで私の希望に沿う場所が見つかると思いませんでしたし、実際に留学してさらにいかにここに留学することが自分に合っていたか、強く実感しています。

最後にもう一度、私がチェコ留学を選択した決め手をまとめますね!

勉学面自分の勉強したい福祉行政に対して学びを深められるか否か

・興味がある授業が山ほどある!

・個人的に興味を持っている教育無償化政策が行われている国!その実態を自分の目で見たい

・所得格差も世界的に見てすごく少ない!どうしてこういう数値が出るのか知りたい

実際に留学中の授業を通して、ヨーロッパ各国の福祉政策についての知識を深められたり、同時に日本の問題点にも気付いたり、質の高い学習を行えていると思います。教育政策の授業や不平等の心理学など、日本には無かった科目を学べたのも興味深かったです。

教授に質問することで、チェコの所得格差(ジニ係数)の低さの背景を知れたのも勉強になりました。

実際にはチェコのフロー(所得)の格差は低くてもストックの格差が大きく、そこまで平等な国という訳でもないようですが…。それでも共産主義時代の影響で他の資本主義国と比べると、平等社会のような部分が残っているのだと教えていただきました。

生活面いかに過ごしやすいか

・物価がかなり抑えられている

・治安がいい

生活面でもかなり過ごしやすい国で、助かっています。治安に繋がってくる話ですが、街がかなりクリーンで綺麗なのも良い点です。自然も多いですしね!

モチベーション面いかに自分の心がわくわくするか

・ヨーロッパの真ん中に位置していて旅行に行き放題!

・街が美しすぎる

「あなたの留学生活キラキラしているね」「楽しそう」と言われることが多いのですが、その理由は確実にここにあります。ヨーロッパを楽しむうえでチェコ留学はかなり有力な候補になるのではないでしょうか。

私のチェコ留学決定までの道のりはいかがでしたか?

留学において、留学先選びは一番重要なプロセスといっても過言ではありません。

これから留学する方は、是非自分の譲れないポイントを書き出し、それに合致する大学を探し出してみてください♪

最後まで読んでいただきありがとうございました

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