ポーランドの京都⁉クラクフに一目ぼれ旅行記

ヨーロッパ旅

こんにちは、チェコ留学中の大学生yuyuです。

皆さん、クラクフという地名を聞いたことがありますか?クラクフはポーランドの南部にある都市で、かつてのポーランドの首都。そのため、クラクフはポーランドの京都と呼ばれています。

10月末、チェコ留学中の私はこのポーランドの京都、クラクフに旅行に行き、その魅力の虜になってしまいました。今回はそんなクラクフの旅行記をシェアしようと思います☺

プラハからクラクフへ

私が留学しているのはチェコの首都、プラハ。プラハからクラクフへは電車、またはバスでアクセス可能です。

今回はRegioJetの夜行電車を利用しました。RegioJetはチェコのバス・鉄道サービスで、チェコ国内の移動はもちろん、チェコから近隣国に移動する際にも利用できます。

個人的にRegioJetには2つの魅力があると思っているのですか、その一つは価格の安さです。ヨーロッパを代表する格安バス、FlixBusと同程度、もしくはそれより安い価格で利用できます。国際学生証ISICを持っている場合は学割も適応されますよ☺

もう一つの魅力はサービスが整っていること。基本的にコーヒーやココアを無料で頂けますし、列車の旅の場合はペットボトルの水が配布されます。FlixBusよりも快適な旅ができるのでオススメです。

さて、今回はRegioJetの夜行列車の寝台になっている席を予約してみました。値段もそこまで高くなかったので、寝台が余っていれば、こちらの席の方がゆったりと寝ながら移動できるでしょう。もちろん枕や布団、シーツも清潔なものが用意されています。

寝台列車の車内

そして流石はRegioJet、今回の旅では夜にオレンジジュース、朝方には朝食のパンと紅茶を頂けました。朝食を買う手間が省けますね!

クラクフに到着

早朝、クラクフに到着しました。朝早すぎて観光できる時間でもなかったので、駅のマックカフェで休憩しました

たまたま同じ寮に住む知り合いも何組か同じ電車でクラクフに来ていたのですが、みんなこのマックカフェで休んでいました笑

一日目は、クラクフから少しだけ離れたアウシュヴィッツ強制収容所の見学に行きます。

アウシュヴィッツまでは電車で行くことができます。中央駅のチケット売り場で電車のチケットを購入しました。

電車でアウシュヴィッツのある地域まで行ったら、バスに乗って数分でアウシュヴィッツに到着できました。バスのチケットはバス車内の券売機で発券できます。クレジットカードも使えるので安心です。

アウシュヴィッツ強制収容所

アウシュヴィッツは、ナチスによるユダヤ人根絶に利用された収容所。多くのユダヤ人がここで命を落としました。聞いているだけで胸が痛む負の遺産ですが、実際に訪れて自分の目で見たときのショックはかなり大きかったです。精神的にかなりきつく、写真を撮る気力もわきませんでした。なのでスマホにはこれしか写真が残っていないです…。

この訪問を通して、今まで自分とは遠い存在だと認識していた負の歴史に対して真剣に向き合うきっかけになりましたし、平和について考え直すきっかけにもなりました。

ヨーロッパに留学している方は是非訪れてみてください。

チケットはオンラインで事前に購入できるので、早めに購入しておくと安心です。

クラクフのミシュランレストランで夕食

夕方ごろにアウシュヴィッツからクラクフに帰り、夕食を食べます。

今回のレストランはこちら、Jarema Restaurant。ミシュランにも掲載されるほどの人気店です。

店内の様子
店内の様子

店内の雰囲気も優雅かつかわいらしさも残っていて、とても素敵な空間でした…!予約なしでも偶々入れてもらえたのですが、人気店なので予約した方がいいと思います!

なんと、日本語のメニューもありました!

ミシュランレストランですが、そもそもポーランドの物価が安いので感覚的にはそこまで高級店でもないです。なんならコペンハーゲン/ストックホルムに旅行した時の普通のレストランより安いくらいです。今回も友人と二人合わせて7000円弱くらいのお会計でした。

ピエロギとロールキャベツ

ポーランドと言えばピエロギ!ピエロギはポーランドの餃子のような食べ物です。どうしてもピエロギを食べてみたくて、ピエロギを食べることが今回の旅の目的でもありました☺

そんな念願のピエロギ、お肉がぎっしり詰まっていて本当に美味しかったです!大満足!

ロールキャベツも注文させていただきましたが、これもまた美味しかったです!どうやらロールキャベツもポーランドで親しまれている食べ物のようですね。

アップルパイ

デザートにアップルパイも頂きました。見た目から可愛らしいですが、味も本当に美味しかったです。

どのお料理も幸せなあたたかい味がして、留学来て以来一番おいしい食事だと大感動のレストランでした。またいつかクラクフを訪れる際には絶対に戻ってこようと思います!

カフェ巡りしながらクラクフをのんびり観光

クラクフ2日目。この日のテーマは「カフェ巡り」。なにせ私も友人もカフェが大好きなので、クラクフのカフェを満喫しようということで意気投合しました。

クラクフにはオシャレで美味しそうなカフェが本当に沢山あるんですよ!今回は三店しか行けなかったのでまたリベンジしたいくらいです。

そんなわけで、まず朝ご飯がてらに訪れたカフェ1店目がこちら、KRUSZです。

人気店のようで、少しだけ並びました。地元民だと思われる若者のお客さんが多かったです。

KRUSZ

こちらで頂いたのはパンプキンブレッドカフェラテ。よく考えてみると、これまで人生でパンプキンブレッドを食べた経験はなかった気がするのですが、どこか懐かしい味がしました。素朴な味わいがとても美味しく、昨日のレストランと同様、幸せな気持ちになりました。

真ん中に置かれている小さなお花とかぼちゃのオブジェも可愛らしいですよね。季節に合わせて置かれているのかもしれませんが、お店の入り口にもかぼちゃの可愛いオブジェがあり、雰囲気が素敵すぎるお店でした。

腹ごしらえも済んだところでクラクフの観光スポットを周りに行きます。

ヴァヴェル城

クラクフ観光の目玉と言えばこのヴァヴェル城。クラクフ歴史地区の中心を担う存在で、なんと世界遺産登録第一号でもあるそう。お城の立派さとのどかな空気を併せ持っているすてきな場所でした!

クラクフの銀杏並木?

ヴァヴェル城を下りていった先に、黄色く染まった美しい木々が広がる外苑前銀杏並木のような場所を見つけました!クラクフの秋、とても落ち着いた雰囲気で良いですね。

橋を渡ってヴァヴェル城の反対側に来るとこんな景色。のどかで良いですね~。人もまばらなのどかな川辺で、自然に囲まれたお城をゆっくり眺めることができます。

クラクフはどこも落ち着いていて時間がゆっくり流れているような気がしますね。

観光エリアもかなり小さく徒歩で回れる範囲なのですが、道中あちこちにセンスで溢れた素敵な雑貨屋さんやカフェが並んでいるんです。

クラクフの雑貨屋さん
クラクフのぬいぐるみ屋さん

見ているだけで気分が上がります。

そんなこんなでカフェ活2店目、Chałka Resto Barに到着しました。

甘いものだけでなく、食事系のラインナップも揃っています。

Chałka Resto Bar

優しいお味のする満足度の高いお店でした。コンセントもあり、席も広々としているため、ゆっくり過ごすことができます☺

こちらのカフェで少し休んで、再びクラクフ散策に出発します!

夕方のクラクフ、夕日が差し込んで美しいです!

少し時間が経つと、空全体がピンク色になって最高に美しいクラクフを見ることができました。写真より何倍もきれいで、幸福感でいっぱいになりました。雲が多い日の夕焼けは綺麗なピンク色になる可能性が高いので、注意して見てみてください!

私たちが最後に訪れたカフェはこちら、Karmello Chocolatierです。

Karmello Chocolatier

チョコレートのお店なのですが、ここで美味しいクロワッサンと本格的なホットチョコレートのセットをいただくことができます。

チョコレートをそのまま溶かしたようなドロドロの超濃厚ホットチョコレートです笑

私はダークホットチョコレートを注文しました。甘いのが苦手な方はダークホットチョコレートを注文すれば、甘さは控えたままここの本格チョコレートのコクを感じることができるのではないでしょうか!

プラハに帰宅

帰りは夜のFlixBusを利用しました。行きのように良い夜行列車があればよかったのですが、乗り換えが必要なものしか見つからず…。8時間ほどバスに揺られているとプラハに到着します。

日本人からの認知はそこまで高くないクラクフですが、落ち着いた雰囲気と素朴なセンスの光る素敵な街で、気が付いたら大好きになっていました!

何よりお店に日本のお土産が置かれていたり、日本人だと分かって話しかけてくれたり、親日な印象を受けたのも勝手ながら嬉しかったです。

ポーランドの京都、クラクフ。ここを訪れたことは私の中でとても大切な思い出になりました。皆さんも是非、行ってみてください♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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