【合格体験談】業務スーパー奨学金、内定までの道。書類審査編

業務スーパー奨学金留学準備

こんにちは、チェコに留学中の大学生yuyuです。

留学生にとってありがたい存在の奨学金。留学の奨学金は、基本的に給付型の奨学金であることが多いです。つまり返済する必要のない奨学金です。

私はこの留学にあたり、業務スーパージャパンドリーム財団から給付奨学金を頂いています。

業務スーパーの奨学金といえば、潤沢な資金を受け取れることで有名。交換留学生なら挑戦すべき奨学金の1つです。

業務スーパージャパンドリーム財団のサイトにはこの奨学金に対し、次のように記されています。

海外の大学に留学する日本人学生に対し、日本人がこれまで以上により多くの分野で素晴らしい活躍ができるよう、勉学の場や自己啓発の機会を提供するプログラムです。

https://www.kobebussan.or.jp/overseas.php

奨学金として頂ける額は国によって異なるのですが、私のようにチェコに留学する場合は、月に15万円の奨学金と、準備金(渡航費など)25万円を頂くことができます。

今回はそんな業務スーパー奨学金を頂くまでのストーリーを共有します。

(私が応募をしたのは2023年1月です。)

yuyu
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この記事を参考に、ぜひ奨学金に応募してみてください♪

提出書類

業務スーパー奨学金を応募するにあたって、必要となる書類は主に以下になります。

  • 申請書
  • 推薦書
  • 在籍証明書
  • 成績証明書
  • 語学力を証明する証明書
  • ボランティア参加の認定書(任意)

1つずつ説明していきます。

申請書

これが一番重要です。

申請書に記入する内容はこちら。

・留学先大学の情報

・留学先を選択した理由

・留学先で学びたいことや経験したこと

・留学先で学んだことを将来にどう活かすか

・将来の夢

・大学卒業後海外に行く予定はあるか

・自己PR

これらを1項目ずつ事細かに記入します。記入欄がかなり大きめなので埋めるのが大変なのですが、熱意を伝えるためにも一番下の行まで書くことをおすすめします。

yuyu
yuyu

私は記入欄の一番下~下から2番目の行までは絶対に埋める!と意気込んで頑張りました

何といっても業務スーパー奨学金の特徴なのが、自己PRをA4の紙2枚に記入して提出すること。書式も内容も全く自由です。

私がこの自己PRや志望理由を含めた申請書を完成させるにあたって大事にしたことは一貫性を持たせることです。自分の研究テーマである「経済格差に対して社会がどのようなアプローチをとれるのか探求する」ということを軸に、強いメッセージを込めて作成しました。

具体的にいうと、まず自分の経歴を以下のようなストーリーラインにまとめました。

【過去】

これまで私は福祉行政の勉強などを通して自分なりにこの分野の勉強をしてきた。

さらに学びを深めるために、勉学だけではなく、貧困支援を行っている企業でインターンを行ったり、大学の社会問題解決プロジェクトに参加したりしてきた。

【今】

留学先のこの大学ではヨーロッパの福祉行政について学べる授業が豊富にある。

また留学先の国は日本よりも格差が少ないというデータが出ており、実際にそこはどんな国でどんな国民感情があるのか自分の目で見てみたい。

この留学先でなら自分の学びをさらに深められるはず。

【将来】

将来はそこで得たことを糧に経済格差に対して何かしらの形でアプロ―チしていきたい。

留学を通して具体的な希望進路を見つけようと思う。

この内容に従って、一項目ずつ埋めていくわけです。

実際の記入内容

一つ目の留学先大学の情報については、大学で学びたい分野を「公共政策。特に経済的格差の状況や改善策、貧困世帯へのヨーロッパが行っている政策について。」と記入。履修予定の科目についても、それに応えるような科目を探し、記入しました。

次に留学先を選択した理由。これは志望理由を3つに分けて説明しました。

①OECDのデータを基に、チェコの貧困率や収入格差の少なさに言及。

②自分が興味を持っている教育無償化政策を既に行っている国であることを主張

③留学先のカレル大学には公共社会政策学科が設置されており、自分の学びたいことが存分に学べる環境であることを説明。

この3点から、チェコのカレル大学こそが自分の学びを深められる場所であると主張しました。

そして留学先で学びたいことや経験したいこと。課外活動なども絡めた方がよかったのかもしれませんが、私は素直に学問の面に絞って記入しました。「留学で大学での講義とそこで出会う人々との対話を通して、教育無償化と経済格差解決の可能性を模索したい」という内容で仕上げました。

続いて留学先で学んだことを将来にどう活かすか。そして将来の夢。私は具体的な将来のビジョンをこの段階でまだ持てていなかったため、「こういう社会づくりに貢献したいのだけれども、まだ具体的な道を定められていない。留学で着実と学び経験を重ねることで、自分の進む道を明確にさせたい」と正直に記入しました。

大学卒業後海外に行く予定はあるかという質問に対しては、「いいえ」に記をつけ、補足事項は一切書いていないです。

そして最後の難関、自己PR。自己PRの1枚は上で紹介したストーリーラインをそのまま書き、もう1枚は自分の人間性を伝えるべく、今までしてきた活動やチェコで楽しみにしていることをソフトに記入しました。(パンが大好きなのでチェコのパンを沢山食べたい、なども書いていました…。少し恥ずかしいですが笑)

また自己PRの紙はデザインにもこだわりました。canva(無料のグラフィックデザインツール)を利用し視覚的にパッと印象を引けるように工夫しました。

yuyu
yuyu

「一貫性を持たせる」ことに関しては他のブログでも言及されていたため、大事なポイントかもしれません!

推薦書

推薦書は大学の教授に頼みます。

私はいつもお世話になっていた大学のボランティアプロジェクトの顧問の教授にお願いしました。

周りの友人をみていると、基本的にどの教授にお願いしても快く受けてくれることが多い印象でしたが、教授の負担にならないようなるべく早めに頼むといいと思います。

在籍証明書、成績証明書

在籍証明書、成績証明書はそれぞれの大学で入手できるかと思います。業務スーパー奨学金はある程度の成績がないと応募すらできません。ですが逆に高GPAを持っているならばチャンスです!応募する価値は大いにあるのではないでしょうか!

私はGPA3.67で、それなりに高い方だったと思います。GPAが左右して合格に繋がったのか、志望理由などがよかったのかは分かりませんが…。

語学力の証明書

語学力の証明書はTOEFLやIELTSの証明書です。留学を控えている多くの人が既に受験していると思うので、それをそのまま出せば大丈夫です。

yuyu
yuyu

私はIELTS6.0で受かりました

ボランティアの認定書

最後にボランティアの認定書。私はこれも提出しなかったと記憶しています。ここに提出するために無理にとってつけたようにボランティアをやるよりも、自分の軸に沿った活動をして、自分の軸に沿った志望理由や目標を打ち立てることの方が大事なんじゃないかと個人的には思います。

提出後の流れ

これらを大学に提出すると、大学を通して応募が完了します。

あとはもう待つだけです。

この書類審査に合格した場合は、面接審査に移ります。

面接審査に関しては次の記事で解説していますので、併せて参考にしてみてください!

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